大学・大学院で学ぶ

オーストラリアには39の大学があり、うち38の大学が国公立大学です。
オーストラリアの大学は、専門知識の蓄積と活用、新しい知識の創造をその主要役割とし、卓越した教育水準を維持するために、政府主導の包括的なシステム「オーストラリア教育資格システム」*1に基づいて、資格学位を保護する厳しい規定と管理のもと、全大学の統合性を保っています。
また、大学を管轄する独立行政機関「オーストラリア大学管理委員会」*2も設置され、高等教育全般における質の評価や監査を行っています。

*1 「オーストラリア教育資格システム」 AQF:Australian Qualifications Framework
*2 「オーストラリア大学管理委員会」 AUQA:Australian Universities Quality Agency

大学では学部から大学院の博士課程まで、さまざまな専門分野を学ぶことができ、その教育水準は世界でも有数で、ノーベル賞受賞者や世界で活躍している逸材を輩出している大学も少なくありません。
グローバル化にも積極的にとり組んでおり、全世界およそ4,500大学と正式協定を結び、提携して学生および教職員の交換プログラムなどを実施し、世界にその学識を高めています。
現在日本でも、約370の大学との正式協定をもち、活発な交流が行われています。毎年16万人以上の留学生が、専門分野の第一人者である優秀な教授陣の下で、ハイレベルな学問の追究に励んでいます。
オーストラリア政府は、科学や経済発展に役立つ研究を強くバックアップしており、大学の研究機関の積極的に投資を行っています。大学は、政府および産業界と協働し、高度な専門研究を着手し、国の発展に大きく貢献しています。英国タイムズ紙が選ぶ「世界の大学ランキング」のトップ100の中に、オーストラリアの大学の三分の一がランキングされていることからも、その教育水準の高さがわかります。

大学学部

大学学部では、日本の大学のように一般教養を学ぶことはなく、入学後すぐに専門分野に入ります。
就学期間は志望する学部によって異なりますが、人文・教養学部やビジネス学部などの文科系3年間、理・工学部系や専門性が高まる学部では4〜6年間かかります。
授業形態は学部や専攻分野によって異なりますが一般的には、講堂で行われる講義(Lecture)と少人数でディスカッション主体にて進められる授業(Tutorial)や実習(Workshop)からなり、成績は実習のプレゼンテーション、レポート、試験の結果から総合的に評価されます。

大学院

大学院ではさらに専門性の高い研究活動を行います。
修士課程と博士課程には、講義履修による「コースワーク」の他に、指導教官について研究論文を提出する「リサーチ」があります。
博士課程はリサーチ形式が主となっており、コースワークの場合も講義履修の後、研究論文を提出する「コースワーク・リサーチ混合型」となっています。
期間は修士課程が通常1〜2年、博士課程が約3年以上です。
修士課程と博士課程に加え、短期間で取得できる半年〜1年で学べる資格プログラム(Graduate Certificate/Diploma)があります。
これらは「コースワーク」形式で、学部修了後にさらにキャリアに直結した実践的な専門知識を深めたい人や、キャリアアップを目指し大学院で専門知識を高めたい人にお勧めで、目的に応じて期間や予算などの条件の制約をあまり受けずに、柔軟に学ぶことができます。

開講時期

ほとんどの大学が二学期制で、通常2月末に開講し11月末に終了します。
一学期は2月末から6月末、二学期は7月末から11月末までで、学年度の初めに履修するコースの登録を行います。
プログラムによっては、7月末に入学し6月末に終了することもできます。
また、三学期制を導入したり、夏休みの期間にサマースクールを実施している大学もあります。
詳しくは無料留学相談窓口へお問い合わせください。

入学要件

入学要件は、進学に必要な英語力と学歴・学力によって考査され、日本のように入学試験はありません。
■英語力の目安
上記基準にみたない場合は、大学付属の英語学校などで進学準備英語コースを受けることで、「条件付入学許可」(Conditional Offer)が発行され、その基準に達した時点で入学が許可されます。
■学歴・学力
日本の高校卒業資格と履修した科目・成績が考査されます。
オーストラリアの教育システムでは、高校3年(Year 12)卒業時点で、大学の専門課程に備えたカリキュラムを修了しているため、そのレベルの学力が要求されます。
この条件をみたしていない場合は、大学進学準備課程(Foundation Program)を経て、大学へ進学します。
また、AQF「オーストラリア教育資格システム」により、短大にあたる専門学校へ進み、ディプロマなどの資格を取得してから、大学の2年次へ進学する選択肢もあります。
大学進学の要件については、志望する大学・学部によって多少異なり、進路の選択肢もいくつかありますので、詳しくは無料留学相談窓口にてお問い合わせください。
大学院は、英語力のほかに大学の卒業資格、学位が必要です。
プログラムや研究内容によって条件や規定はさまざまで、専門分野での研究成果や就労経験、エッセイや推薦状が必要なケースがありますので、詳しくは無料留学相談窓口へお問い合わせください。

取得できる学位と期間